足のむくみで悩んでいる方は多いのではないかと思います。
特に女性の場合は見た目を気にして、積極的にむくみを解消しようとするのではないでしょうか。
しかし、実のところ足のむくみは見た目だけの問題ではないのです。
足のむくみは体の不調を伝えるサインとなっていて、放置してしまうと病気に発展する可能性のあるものなのです。
足のむくみが起きてからやむくむと同時に、息切れがしたり、尿の出が悪くなったり、疲れやすいなどの症状がある場合は要注意です。
また、むくんでいる場所を押すと元に戻らなかったり、発熱、湿疹、痺れ、めまいなどの疲れからくる以上の症状がある時は、早めに病院で検査を受けた方が良いでしょう。
はじめに足にむくみがあらわれ、次第にむくみが体全体に広がっていくようだと、心臓病や肝臓病が疑われ、はじめに顔にむくみがあらわれ、次第に全身へ広がってくるようだと腎臓病が疑われます。
足にむくみがあらわれる病気に心臓病のひとつ心不全があります。
心臓病があると、当然、心臓の機能が低下するため、血液を送り出す力も弱くなります。
そうすると全身の血液の流れが悪くなるため、不要な水分が滞ってむくみとなってあらわれてしまうのです。
心不全が原因での足のむくみは夕方になると酷くなるようで、それと共に、呼吸困難や全身の倦怠感、尿がたくさんでるなどの症状がある場合は、慢性の心不全が疑われます。
慢性心不全は少しずつ進行して、半数近くの人が心不全とわかった時点から、5年近くで亡くなってしまうので、早めに受診する事をお薦めします。
足を中心にむくみがあらわれるのは、右心不全と呼ばれていて、体重の増加や足がむくんで靴がきつくなることで分かるものなので、足のむくみだけでは自分での初期診断は難しいかもしれません。
女性に多い甲状腺機能低下症の症状のひとつに足のむくみが含まれます。
甲状腺機能が低下すると甲状腺が不足するのですが、そうすると熱の発生が悪くなり、汗をかきにくくなったり、冷え性になったりするために足にむくみがあらわれるのです。
足のむくみの他の症状として、手や顔のむくみ、記憶力の低下、倦怠感、眠気、乾燥肌、声枯れ、便秘、無月経などが起こります。
甲状腺機能低下症での足のむくみには特徴があって、通常のむくみですと指で押すとその部位がへこんで痕が残ったりするのですが、甲状腺機能低下症の場合は、へこまずに痕も残りません。
この状態は粘液水腫と呼ばれています。
甲状腺機能低下症でのむくみは、二次的に起こる心不全が原因となることも多いので、特に中高年の女性の方は注意をしましょう。
体内の水分の調節をする腎臓の機能が低下している時にも足のむくみがよく見られます。
急激に腎臓の機能が低下して、体内の水分の恒常性が維持できなくなった状態を急性腎不全といいます。
腎不全になると、尿の量が500ミリ(通常は1500ミリくらい)と少なくなってしまい、それに伴って足のむくみがあらわれます。
腎臓病のなかで最も足のむくみの症状が強いものにネフローゼ症候群があります。
これは若年層、特に幼少期では男子に多く発症する病気で、全身が腫れたようにむくむのが特徴です。
通常のむくみとは違って、なかなか改善されない場合も多いので注意が必要です。
肝臓の病気の場合も、おもに水分量をうまく調節できなくなることでむくみが生じます。
肝硬変などで肝臓の機能が低下すると、タンパク質が合成されなくなってしまい、血液の中のタンパク質が不足してしまいます。
そうすると、不要な水分を回収できなくなってしまうので、皮下組織に水分が溜まって足のむくみを招いてしまうのです。
足のむくみの原因は病気にある場合は、その病気を治さなければむくみもなくなりませんが、そうでない場合は自分で足のむくみを改善することが可能です。
足のむくみには、水分補給が関わってきます。
水分がたまってむくんでいるのだから水分を摂らなければ良いと勘違いして、水分補給を怠ってしまうと、脱水症状となって新陳代謝が悪くなります。
そうすると、血液やリンパの流れも悪くなって、むくみが悪化してしまいますので、こまめに定量の水分を補給する事が大切になるのです。
睡眠も足のむくみ取るために重要となります。
睡眠がきちんと取れていないと、ホルモンのバランスや自律神経の働きが悪くなるので、血液の流れもスムーズではなくなり足がむくみやすくなってしまいます。
そのため、最適な睡眠をとるように心がけることが足のむくみを取るために必要となるのです。